16:13 2002/05/09
白石昇です。毀れながらも何とか仕事は進んでおります。引き続きやるです。
>  下の2002/01/29(火) 19:14で馬鹿をやってしまった本スレの614です。
>  前回のお詫びも兼ねて、脊髄反射でない簡素を書かせていただきます。


 すみませんこちらこそ御言葉が遅くなってごめんなさい。実に三ヶ月遅れです。重ねてごめんなさい。





>  前回は脊髄反射で内容の何も無い簡素を叩きこんでしまいました。申し訳無い
> です。まず、読了後の第一印象は『テンポが良くて読みやすく面白いけど、どう
> も最後が説教っぽい……』というものでした。


 たぶん製作したときに説教したいような状況だったのが原因かもしれません。最近はもっぱら自分に説教しまくりです。




> 最後まで読ませる文章であり、描写もそれほど違和感を感じさせないのですが、
> 最後のモノローグが、個人的には好きになれませんでした。


 同様多数の御意見をいただいております。それらの御意見に本人も同意する部分があったりもします。もはや救いようがありません。





>  最初、タカシの話がやや長いのが気になりました。チャンさんの失語を強調す
> るためにタカシの台詞を長くしていたのだとしたら、少しやり過ぎかな、とも思
> いました。やはり少し不自然な感じを受けます。が、ホテルにチェックインした
> 後辺りからは、そのような台詞も少なくなり、違和感を感じなくなりました。


 そう言われてみるとそのような気が、かなりして参りました。今の仕事が終わったらちょっと本気で考え直してみようと思います。




> しかし、その後のチャンさんのモノローグは、少し違和感が残りました。周囲の
> 人々の活力に溢れた姿を見て、これまでの考えを変えた、というのは分かるので
> すが、それでも、そこまでの話だけで「死ぬまでの暇潰し」という結論に至って
> しまうのは、やはり唐突のように思います。


 実は、製作した本人もそう思うんです最近とみに。





> 自分を納得させるために嘯いのだとしても、本当にそう納得したのだとしても、
> 説得力を欠いているように思います。この結論に至るのであれば、もう少しチャ
> ンさんと死に関しての話なり描写なりが欲しいところです。

 三年以上前、製作した時期の日記を今ちょこちょことメールマガジンで配信しているのですが、どうしてそう言う風になったのか、幾分謎でありますので、配信しながら改めて検討していきたいと思います。

 三年前以上のものを今書くのは日記とは言わない、と言うツッコミは本人も重々承知。



> また、モノローグの中に書かれている「一週間」という日数についても、少し違
> 和感を感じました。一週間旅行していたということにしても、この一週間でどこ
> まで心理状況が変わったのか、死のうと思ったときにどこまで追いこまれていた
> かなどは描写されておらず、ただ「過去の私」という形の回想しかないので、そ
> れもモノローグの説得力を弱めているように思いました。


 ちょっとその当たりに関してはまだ今のところ秘密なのですが、説得力がなかったのは頂けません。十年単位で何とか納得していただけるよう説得を試みてもいいですか?




> 最後のシーンは、インパクトという意味ではかなり成功していると思います。没
> 頭するタカシと、それを少し冷めた目で、それでも少し熱くなって見るチャンさ
> んとの対比が面白く、綺麗な終わり方だと思いました。


 発情させたかったのです誰も彼も皆。というか、はやく仕事終えて発情したいのですわたくしは個人的に。





>  全体として『ある老婆の目を通して描かれた若者の群像』という印象をこの作
> 品からは受けました。チャンさん自身の描写ももちろんあるのですが、それが物
> 語の中心になれるほどの説得力を持っていない。むしろ、彼女の周囲に生きる人
> 々の姿が、少し暗い影を持つチャンさんと対照的で、映えて見えました。その意
> 味で、描写や文章の上手さは凄いと思います。しかし、物語の説得力がやや弱かっ
> たと言う意味で、構成はもう少し手を加えられる部分があるのでは……、とも少
> し思いました。ただ、これは私の読解力不足を棚に上げての簡素ですので、全く
> 的外れなものかもしれません。


 いえ、自分以外の方の読解力不足というものは、プロの言語藝人として存在してはならない言語的定義ですので、的外れと言うことはないです。最近特に、というかこの世に生を受けて三十三年間、的を外しまくっているのはわたくしの方かと。



>  最後に、描写と文章の上手さに[良質]付けさせていただきます。

 三〇点いただき光栄の至りであります。





>  余談ですが、普通の会話で「医師」っていうものでしょうか?大体の時「医者」
> と言うような……。私がずれているのでしょうか……。
> ++2002/02/22(金) 01:07


 せんせい、ってルビを振ることにしましょう。あ、でも振ってたのかな出品時は。

 それでは、いつも御言葉有り難うございます。遅くなって本当にごめんなさい。また宜しければよろしくお願いいたします。


11:52 2002/02/01
白石昇でーす。暑季も近いというのに寒いでーす。この作品、ひとりもご賞味いただいてないなんて寒すぎでーす。語尾伸ばして明るく装ってますけどカラ元気でーす。凹んでまーす。気休めにここ二週間ほど切れかかってた水浴場の蛍光灯取り替えましたー。効果ナシでーす。
> http://whitestoner.g2.xrea.com29kyugei.html
> 「仄かな言葉」と同じサイトからの転載ですね……。
> 作者ご本人なのでしょうか?

本人でーす。いえーい。
 
 
 

> 失礼ですが、掲載者ご本人からのコメントがあるまで無評価ということで。
> ++2002/01/29(火) 19:14

とりあえず公式サイト、のトップページにコメントしときましたー。(更新したのでコメントはなくなりました。)
ご確認いただけもしお時間等ありましたら、再度よろしくお願いしまーす。


18:19 2002/02/10
> 婆さんのキャラクタが一般的な「婆さん」像と乖離した特異な設定になっている。
> それはいい。
> だがそれによって「婆さん」なんて若い男の立場から見て一番遠い存在の視点を
> 描く無理を誤魔化そうとしているようにも読める。だとしたら誤魔化しきれてい
> ない。

ぺっ。  どうやったらババアが憑依してくれるのか、東北某県にある工場の期間工専用寮で毎日四時間ほど考えていろいろと試みてみたのですが、憑依具合に甘さがあったようです。

 残業時間含めて十時間分しかカウントされないのに工場に十二時間拘束されたりしたことを憑依具合不備の原因にするつもりはありません。

 賃労働している期間はその賃労働の内容や環境によって藝的品質が劣化されてはいけないのです。そんなことを発言してしまえばプロとして失格です。

 それはわかっているのですが、もし工場がもう少し北にあったら、と言うことが後悔されてなりません。もう少し北にあったらさらなる高品質の憑依藝をお目にかけることができたのに、と悔やまれてなりません。

 ええ、そうなのです。







 一度だけでいいですから、恐山の霊力影響下で作品製作などしてみたいのですわたくしは。

 といったようなわたくしの願望をふまえた上で御言葉しっかり胸に刻み、高品質のイタコ藝人と認知していただけるだけの仕事をお見せできるよう今後も精進いたします。
 
 > そのせいか「仄かな言葉」ほどの余韻を感じない。技術先行のきらいのある作品。

ぺっ。   ということはあたし、やっぱりババアより女子高生に感性が近い、と客観的に太鼓判押されたと都合良く解釈してよろしいのでしょうか?


> あれ?タカシは?と思ってる読者を再び悪趣味な冗談でお出迎えする最後のヤマ
> 場。


ぺっ。  ヤマ場と言うより本人的には濡れ場だったのです。もっとカート・コバーン的にリビドやいやいいわすような濡れ場が私にとって課題のようです。上出来エロが製作できるよう毎日真面目にお稽古します。


> せっかくなので見付けた誤字書いとく。
> ステーキを食べるシーン「ナイフで肉を着る手」→「切る手」


ぺっ。  次回加筆訂正時に訂正させていただきます。ご指摘有り難うございました。


> 最後らへんのモノローグ段落前「いっただけけでした」→「いっただけでした」

ぺっ。  すみません若気の至りで時折右手小指が発情するようです。今後、極力すっきりさせてから小指を使うように致します。有り難うございました。


> サーヴィスって何か引っかかるな。サービスじゃダメな理由ある?

ぺっ。  それは製作者の口からは言えません。汲み取っていただけないような作品を製作してしまい申し訳ない限りです。サーヴィスでダメな理由がみあたらないし、とりあえずこの点については、前後文脈等をいじり直すことによってなんとか致したいと思っております。



 それでは、丁寧に御言葉いただき誠に有り難うございました。