見事なひきこもりでした。一度一階のミニマートに行っただけです。ミニマートに行くと奥様でなくおばさまがおられました。わたくしの手元には五バーツしかありませんでした。
ねえおばさま、おばさまの好きな即席麺って何? おばさまは、そうねあたしはトムヤム味だわね、とおっしゃいます。すかさずわたくしは、じゃあこれ、と言って豚挽肉味を手に取りました。おばさまはムッとしております。た。有り難いことです。
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包丁を研いで戴いた恩など忘れ、わたくしはおばさまから逃げるように部屋に戻りました。そして時折茄子を焼いて食い、洗濯した他は一日中ずっとパソコンに向かっていたのでした。 |