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01月03日 思い川 後藤明生 講談社文庫 |
年明け、チェンラーイのブラッキーん家に行くバスの中と、帰りのバスの中でずっと読んでた。去年後半、戦後物とか、そんなのばっかり読んでたから、読んでて少々疲れた。でも、表題の『思い川』のみをジャンキーのフラッシュバック小説として読むとすごく面白い。 |
01月05日 順送りの恋人 阿部牧郎 ケイブンシャ文庫 |
カオサン通りのディオゲストハウスにあったヤツを貰ってきました。おいおいおいおいそりゃねぇだろう、ってくらいにOLが簡単にオフィスラヴに走る。でも妙なリアリティがあって楽しんで読めた。が、しかし、あの、局部や性器を描写するときの比喩は読んでるこっちが恥ずかしくなるくらいイージーで、なんかお菓子をあげようとして近付いた幼稚園児から、いきなり日本刀でばっさり斬られたような衝撃だった。 |
01月10日 だから私は嫌われる ビートたけし 新潮社 |
チヤクラポン通りのテラスゲストハウスにあったヤツを借りて読みました。なんか言ってることは矛盾してんだけど、言葉とその繋ぎに勢いがあるのでヘンに説得力がある。話の持っていき方も上手くて、上手く騙されたような気分になった。 |
01月10日 砂のクロニクル(上) 船戸与一 新潮文庫 |
ちょうど、私がイランに行ったときと同じ時期のイランを書いてて、取材がよく行き届いていると思った。暦について言及したのはとてもオシャレ、ちなみに今年、タイは仏暦2540年。 |
01月11日 バラサイト・イヴ 瀬名秀明 角川ホラー文庫 |
何でこんなにゾッとするのかなぁ、と思ったら、ミトコンドリアって、誰の身体にもあるものだがらじゃん、という結論に達した。と言うことは、リアリティさえあれば唾液や鼻糞でも怖い話は作れるな、と思う。 |
01月23日 夫婦善哉 他一編 織田作之助 角川文庫 |
昭和30年発行の角川文庫で読む。なんかこれ、語りに存在感があって、面白いの。漢字が旧字体なのも幸いして、いい感じで読了。 |
01月24日 砂のクロニクル(下) 船戸与一 新潮文庫 |
やっと下巻。こんだけゴチャゴチャさせるだけさせといて、よく上手くまとまったと思う。まとまんないならまとまんないで良かったけど、まとまったのはやはり凄い。ちょっとスカした辺見庸の解説もグー。 |
01月31日 カクテル・パーティー 大城立裕 角川文庫 |
沖縄のお話。米軍が絡むんで、ちょっと日本人を取り巻くバンコクの状況と似たものがある。それだけにイタかった。でも、おもしろかった。 |
平成09年01月の順位 |
一等賞 |
01月23日 夫婦善哉 他一編 織田作之助 角川文庫 |
弐等賞 |
01月10日 砂のクロニクル(上) 船戸与一 新潮文庫 |
次点 |
01月31日 カクテル・パーティー 大城立裕 角川文庫 |
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