藝道日記。(平成 12/03/16)
平成十二年三月十六日

 
 
 
 
 七時頃起きる。メモとメールの整理。権利があるプロヴァイダがチェンラーイにアクセスポイントを持っているので、電話を借りてメールチェックと軽い更新をしておく。朝飯を食い、シャワーを浴び手荷物をパッキングし、アラスカ人の家に行く。

 アラスカ人はあれほど松竹梅を飲みまくっていたにもかかわらず、もう既にちゃんと起きて朝からチェンラーイに出かけたそうである。てめえ朝行く前に来いっていったじゃねえかよ、とグレながら置き手紙を書く。そしてそこで村の人と餅米と東北料理の軽いお食事をする。
 

うめえ。
オーンさんの料理はうまい。
トマトオムレツ。


 バンマイのバス停までブラッキーにバイクで送ってもらいチェンラーイに着く、バスの時間を調べると出発まで四時間もあるので、豚足飯食いながら食堂で本読む。『クリスマス・ツリー』読了。ちょうどテーブルのとこにコンセントがあったのでお姉ちゃんに断って電気を借り、パソコンを使うが、お勘定の時にしっかり一〇バーツ電気代を取られる。

 夕方バスに乗り込み、本を読み始めるがすぐに眠る。こんなにすぐ眠るのもめずらしい。が、最近どうにも眠りと忘却に逃げがちのような気がする。しかし、その前に、この緬国にスタンプを取ることが目的の日記が美味くまとまっていない。
 


 大抵私の場合、現実というものは虚構より遙かに美味くオチが付くようになっているのだが、今回はまとまりが無く終わることとなった。しばらくこのままこのページアップしたままあとどう加筆して美味くオチを付けるか藝人として謙虚に考えてみたいと思う。

〈了〉


平成十二年三月十五日に戻る。
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