藝道日記。(平成 12/05/09)
平成十二年五月九日(火)。


 朝五時に目が覚める。寝てもしょうがないのでメール書く。

 胡瓜と玉葱で玉子丼作る。シイユダームで味付け。

 八時から国家と共に仕事開始。しかし始める前に飽きて読書寝ながら『平凡』読了。

 十時半から『天使の都』加筆訂正十七枚合計二百五枚。
 

 
玉子丼には見えないけど玉子丼。

 


 カレーには見えないけどカレー。


 十二時から食事。胡瓜と玉葱のカレーと玉葱のみそ汁食う。カレー美味い。味噌なくなる。玉葱食い過ぎて身体中から玉葱の臭いがする。メールチェック。
 

 
 十三時半。裁縫しながらダラダラと『天使の都』加筆訂正二十七枚合計二百三十二枚。本日累計四十四枚。

 気がつくと二十時半。TNC課題朗読聴く。

 そのうち旅行者女性から電話。今からメス三人でカオサンを出てこっちに向かうとのこと。そう言えば昨日、旅行者女性から、奢りますから飲みましょう、と言う有り難い電話があって、でもやだなあカオサンまで出てくの、って言ったらじゃあそっちに行きます。とおっしゃったので、じゃあついでにレック様も連れてこい、と私は脅迫に近い提案をしたのだった。そうだったすっかり忘れてた。



 課題朗読聴いてると港に着いたと電話。チャリで迎えに行く。旅行者女性レック様の他に時計屋ジョイ様もいらっしゃった。川そばのちゃぶ台屋台でご飯。焼き肉雷魚揚げタマリンドスープマーマー即席麺炒め玉子豆腐スープハイネケンビール大瓶以上を飲みながら食いまくる。レック様は、私は卵豆腐スープと焼き肉なんて今まで生まれて一度も食ったことがないと告白なさる。

 せっかくだから過去の不満も溜まっていたので、てめえそれでもイサーン人か、と強気に一発言葉責め蹴り込んでおく。食事代は総額六〇〇バーツ。すげえ安い、とレック様驚く。

 てめえはカオサンとバンコクの繁華街とデッウドンの村しかしらねえからフツーに市井の相場がわからないんだよ、とこの際だからもう一発言葉責め蹴り込んでおく。何しろ今日は地元だ。私に地の利がある。去年のウボンと同じだと思って貰ったら困る。
 

 

族の集会状態。(撮影・中田眞紀)。

 

ちゃぶ台でキアイを入れる
レディースチーム。(撮影・中田眞紀)。

 明日でようやくカオサン及び首都から離れる旅行者女性が、全部出してくれると言うので、遠慮なくご馳走になる。その後カラオケに行く。

平成十二年五月八日に戻る。平成十二年五月十日に続く。
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