平成三年発行。五年以上ちょっとずつ読んでた。古本屋で買ったのだが、古本屋に出た途端、大学の図書館にあったやつがなくなってたので、きっと誰かが図書館からギッて、売ったのだろうと思う。
そう言う紆余曲折を経て今この本は大首都クルンテープマハーナコーン隣県某所の私の元にあるのだが、何となくそう言う風に遇されるのがこの本らしいといえばこの本らしい。
で、内容は二〇世紀の主要な視覚的言語藝作者五十六人の作品を年代順に集めただけなのだが、かなり広く網羅してあるため、いっぺんに読むとかなり辛い。そもそも私はアルツのため、短編という形式を読むのが苦手だ。覚えちゃいない。
まあ軽く内容を説明するだけでも大変なので、とりあえず私はこの本を読んで何度読んでも内容が頭に入らなかったジョィス(アイルランド)の『土』ヘミングウェイ(アメリカ)の『殺し屋』フォークナー(アメリカ)の『納屋を焼く』ボルヘス(アルゼンチン)の『死とコンパス』の内容がやっと頭に入り、いろんな表現者の中で回教ユダヤ教的な主題が重要であることを知り、尹興吉(韓国)クンデラ(チェコスロバキア)ウォー(イギリス)マンスフィールド(イギリス)は初めて読んだけど楽しかったからまた違うのも読んでみようと思った。
|