藝道日記。(平成 12/08/18)
平成十二年八月十八日(金)。


 日が変わり、途中休憩飯を食う。インゲンの、豚肉炒め二十バーツ。

 バスが走り出し眠る。夢は見ているのだがどうしても記憶に残らないうちに朝になる。 


 覚醒すればモーチット、バンコク北バスターミナル。他に乗客誰もいず、慌てて下ろされようとして、古いサンダルみあらたない。いやそな顔した運転手、自分の席の隙間から、古いサンダル取りだして、とっととおりろとせき立てる。降りて歩いてうちまでの、バスの乗り場に歩きつつ、所持金確認してみれば、二十バーツちょうどのみ、さくりとバスを探し当て、料金払って眼を閉じる。
  
 
 乗り換えのために起こされたのですが、乗り換えろ、とせき立てられたため夢の内容はすぐに消えてしまいました。


 地元に戻り金下ろし、市場でトムヤムセット買い、ついでに鶏尾肉などを、一〇バーツ分ほど買い込んで、バイタク乗ってうち帰る。レモングラスを切り分けて、生姜を薄く切ってのち、鍋に葉っぱもぶち込んで、一緒に入れる鶏のケツ。最近使わぬナムプラー、塩足りなくて迷ったが、味噌を入れたら問題解決。なかなか美味いその味に今後はまると思いつつ、タイルに寝ころびすぐに寝る。

 長崎にある実家の玄関前を走ろうと突然思い立ち走り出すが、ゆっくり走っても苦しく、しょうがなく膝で走るようにする。足の裏ではなく膝を地面について走れば苦しくないと思ったらしい。しかし大腿筋の疲労著しく前につんのめって畑に落ちる。     
 


 と言う夢見て目覚め起き、だらだら寝ころび本を読み、ふと気づいたら夕方で、八十六回腕立てをやったら軽く水浴びし、シイユダームのトムヤムと、塩昆布での炊き込みご飯、作って食うと眠くなり、そのまま抗うこともなく、睡魔が襲う夜の部屋、スイマー泳ぐはバタフライ、全て委ねて夢心地。

 腹一杯で覚えてません。メモを取ったのですがとても読める字ではありません。

 『四畳半色の濡衣』読了。
 


平成十二年八月十七日に戻る。
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