二日ぶりに港町十四番地号出動。この二日間部屋から出たのは一階ミニマートのみ。そう、食料が無くなったのだ。取り敢えず工場裏ジャングル上集落の雑貨屋でRCコーラ五バーツ飲みながら何を買うか考えるが結論は出ず。
飲み終えて運河沿いまで走り、パン屋を覗くが、お気に入りのシュークリームはない。私は迷ったときの習慣通りすぐに市場へ。そして市場到着。で、めくるめく食材の前に消費者中枢即破壊される。そうなのだ、破壊される直前、刹那的に脳裏をよぎったのだが私は南瓜と葱だけを買うつもりだったのだそうなのだ。しかしもう何も考えられなくなったのだ。はじめちゃんはママとヤルのだ。バカボンはパパとヤルのだ。気持ちがいいからこれでいいのだ。
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私は幽体離脱して毀れたバカを背後から観察することにしました。バカは取り敢えず市場内に侵入しあちこちに笑顔を振りまいています。何を買うという様子もありません。そしてその後外に出ておそらくは顔なじみであろう八百屋でおばちゃんが叫ぶ、二束五バーツ、の声に心動かされているようです。
バカは葱一束とジャガイモを一個買いました。五バーツの値段に感激しているようです。その後バカは長茄子に手を伸ばします。しかし何故か長茄子一本五バーツだと言われます。金は払っていますがなんとなく納得していないような感じです。
おそらく過去に一本二バーツで売って貰った時の事を回想しているに違いありません。そしてバカは再び市場内に入っていきます。そして鶏屋の前で立ち止まりました。少し険しい表情を見せています。
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